「うつ」とアルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症とうつ病との関連性は広く認められています。
「アルツハイマー型認知症の42%にうつ病が認められた」「うつ病がアルツハイマー型認知症の危険因子になる」「老年期のうつ病による見かけ上の物忘れ、見当識(時的、場所)障害などの症状を持つ人の89%がアルツハイマー型認知症に移行した」「アルツハイマー型認知症にうつ病が合併すると認知症状が重篤になる」などの報告があります。
高齢者では、うつ病もアルツハイマー型認知症もともに発症が多く認められます。したがって当然、合併例も多いと考えられます。
したがって高齢者の物忘れ、見当識障害を認めた場合には、どちらかに決めつけるのではなく、常に両者の可能性を考慮に入れて治療を進めていかなければならないと考えられます。
さらにうつ病からアルツハイマー型認知症を併発したり、あるいはうつ病からアルツハイマー型認知症に移行することもあるのです。
以前そうだったからといって、今回も同じ病気だと、一方的に決めつけてはいけないのです。
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