女性はストレスに弱い?
「ストレス」とは、正確には 「ストレッサー(ストレスの素)」と、「ストレッサーによって引き起こされる生体の反応(ストレス反応)」の総称です。
ストレッサーには高温、多湿、寒冷などの「物理的ストレッサー」、アルコールや薬剤などの「化学的ストレッサー」、ウイルスや細菌などの「生物学的ストレッサー」、対人関係などの「心理社会的ストレッサー」があって、どれも心の病気の誘因になります。
そのうち、最も重要視しなければならないのは、「心理社会的ストレッサー」です。
ひとつひとつはほとんど気にならない程度のものであっても、積み重なると膨大なストレッサーになってしまいます。
そして女性は、これら心理社会的ストレッサーに比較的さらされやすい状況にあります。
なぜなら、女性の社会進出が増えたとはいえ、現代社会はまだまだ男性優位が多く見られるからです。
職場では仕事内容、待遇、昇進などで不公平や不満を感じることがたくさんあります。
また家庭では、家事や子育て、老親の介護問題などをどうしても女性が引き受けざるを得ないのが現状です。
結婚で姓が変わるのは圧倒的に女怪の側ですし、夫の転勤に伴い見知らぬ土地へ転居する、仕事を辞めなければならないなど、環境の大きな変化や、妥協または我慢が要求される場面が比較的、女性の方に多く見られます。
ただし、女性には、「ストレス反応が身体の症状として比較的早く出てくる」という特徴があります。
これには、女性ホルモンが関係しており、限界まで症状が出てこない男性と異なる点です。
ぎりぎりまで我慢してしまい、症状を訴えたときには、深刻な状態に陥っていることが多い男性に比べ、女性は、心のSOSをいち早くキャッチし、対策を講じることができます。
つまり、早めにケアできるという考え方もできるわけです。
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