女性はなぜ心の病気にかかりやすいか
女性のライフスタイルはどんどん多様化しています。
厚生労働省の調べでは、女性の初婚年齢は、1964年には、24・5歳でしたが、2004年には、27・8歳まで上昇しています。
また、2000年の調査では、20代の非婚率は、54・0%。20代女性の2人に1人以上が独身であることがわかります。
また、結婚しても籍を入れない、子どもは作らない、仕事は続けるといった女性も少なくありません。
生涯独身をつらぬくことを選択する女性も増えています。
かつて「20代前半で結婚し、寿退社をして出産、子育て」が女性の幸せと信じられていた時代もありましたが、今では、無数の選択肢があるのです。
しかし一方で、「男性優位の社会」という揺らぎない現実があります。
キャリアアップを目指して努力し、それなりの成果を出していても、それが職場で正当に評価されないケースは少なからずあるでしょう。
妊娠、出産後も仕事を続けることを切望していても、サポートする制度が十分でなく、退職を余儀なくされる人もいます。
なんとか仕事と子育てを両立させても、「子どもが可愛そうだ」「いい子に育たない」などといわれることも多いでしょう。子育ては夫婦の共同作業であるにもかかわらず、です。
望んで専業主婦になった場合も、ストレスは膨大です。
近所との交流が希薄な時代のため、子育てに疑問や不満を感じても身近な相談者をなかなか得られません。
公園デビューから始まる母親の独特のコミュニティーがあり、そこでうまくやっていくにはかなりの努力が必要です。
また凶悪犯罪が多発しているなか、子どもを被害者、加害者のどちらにもしないよう目を光らさなければなりません。
ライフスタイルが多様化した分、かかえる悩みも多様化しているのです。
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