中高年期に目立つ「うつ」の症状
この時期に目立つのは「うつ病」です。
「うつ」は日本人の5人にひとりがかかるといわれるほど数の多い病気です。
さらに日本では自殺者が年間3万人を超えていますが、その半数以上は「うつ」による自殺です。
「うつ」は「心のかぜ」といわれるほどなじみのある病気であり、治療可能な心の病気ですが、一方では自殺に至るほどの重大な病気であり、けっして気安く考えてはいけないのです。
とくに日本は、世界的に見ても中高年の男性の自殺が非常に際立っています。
日本人の男性は「うつ」をがまんし続け、その結果、状態が悪化し、自殺してしまうようです。
だから家族、友人、同僚などまわりの人は「うつ」だと思ったら、必ず受診をすすめてください。
そして自殺のサインを見逃さないようにしてください。ほかに最近、この年代に多いのは「強迫性障害」という病気です。
強迫性障害には戸締まりやガスの元栓などを何度も確認するなどの 「強迫行為」と、食べ物が汚いのではないかと過剰に恐れたりする「強迫観念」があります。
強迫性障害は20年ほど前は治療が困難な病気だったのですが、この5年ほどのあいだに急速に治療法が進んできています。
本人がどうせ性格だから治らないといっても、それが生活全般に及ぶようなら受診をすすめるべきです。
治療する価値のある病気だと考えられるからです。
強迫性障害もパニック障害と同じようにかなり罹患率の高い病気です。
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