「PTSD」や「急性ストレス障害」について
まわりは判断できるのか?
大震災やレイプなどの自分自身の生命を脅かされるほどの外傷体験によって、非常な精神的苦痛、悪夢、不眠、神経過敏、意欲低下などの症状が出現したとき、それが1か月以上続いていれば「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」、1か月以内なら「急性ストレス障害」と診断します。
つまり周囲の人から見ても明らかな精神的外傷があって、それによって抑うつ、不安などの精神的症状、食欲不振、倦怠かん感などの身体症状が出ていれば、その人は「急性ストレス障害」あるいは「PTSD」の可能性があります。
このときにもっとも注意しなければならないのは、安易な気休めは逆効果になることがあるということです。
「時間がたてば忘れる」「前向きに生きていけばよいこともきっとある」などと、気安くいうべきではないということです。
彼らはそうできないからこそ重篤な状態に陥っているのです。とにかくあなたにできることは、彼らの話に耳を傾けることです。
そして大切なことは、彼らがそのことについて自分から話しはじめるまでは、そのことを尋ねないことです。それを話すとかなり辛くなります。
彼らの心の準備ができるまでは、尋ねないことが重要なのです。
そして彼らが「死にたい」と漏らすときは、迷わず受診をすすめるべきだと思います。
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