行為障害
行為障害は、いわゆる「非行」と重なる部分がありますが、非行そのものではありません。
反社会的な行動が一時的なものではなく、持続している場合につけられる診断名です。
反社会的、攻撃的な行動を繰り返す行為障害は、犯罪とも結びつきやすく、社会的な面からみても問題が大きい心の病気といえます。
行為障害と診断されるような状態になると、その治療は非常にむずかしいのが現状です。
本人は「自分は悪くない」という思いが強く、あらゆる存在に敵意をいだいており、治療を拒否しがちです。
犯罪をおかして自立支援施設や少年院などに入り、そこで矯正教育を受けることも少なくありません。
本人の心の底には強い劣等感があるものです。
そのことを理解したうえで、早い段階から働きかけ、未然に防ぎましょう。
10歳未満での発症は、慎重な対応が必要
行為障害は、10歳以前に発症する「小児期発症型」と、思春期の頃に発症する「青年期発症型」の二つのタイプに分けられます。
青年期発症型は、同年代の仲間との関係はよいのが特徴です。
いわゆる非行は青年期発症型の行為障害にあてはまることがあります。しかし、大半は一時的なものです。
一方、幼い頃から友だちづきあいが長続きせず、孤立した状態で反社会的な行動を繰り返す小児期発症型は、反社会性人格障害に進展しやすいといわれています。
強がってみえますが、内面は劣等感にあふれています。より慎重な対応が必要です。
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